生理痛体験導入による職場の心理的安全性向上と女性主体の健康窓口「リリーさん」制度の構築
繊維加工企業が、女性社員アンケートで発覚した生理痛への悩みと上司の理解不足を課題として、生理痛体験研修を導入。男性管理職を含む50名が参加し、体験後のディスカッションを通じて職場で生理について普通に相談できる心理的安全性が生まれた。また女性主体の健康窓口「リリーさん」制度も根付いた。

- 導入企業
- 東洋染工株式会社
- 業種
- 製造業
- 規模
- 従業員253名(男性167名、女性86名)
- 部門
- 全社(特に営業本部、生産本部、総務部)
- 解決した製品
- 生理痛体験研修(linkage-inc.co.jp)
- 参加者数
- 50名(全従業員の約5分の1)
- 従業員規模
- 253名
- 女性従業員数
- 86名
01課題
女性社員アンケートで生理痛に関する深い悩みと「上司に話しても理解されない」という精神的ストレスが明らかになった。また、現場で女性職域が拡大する中で、男性管理職に女性特有の健康課題への理解がなく、男女が共に働きやすい環境が整備されていなかった。
02やったこと
フラワープロジェクト(女性主体のチーム)がリンケージの生理痛体験プログラムを導入。各部署の管理職と女性が多い職場の男性担当者、フラワープロジェクトメンバー計約50名が参加。弱・中・強の3段階の痛みを体験後、グループディスカッションで生理について対話。さらに大学講師による全女性社員対象の健康課題研修も実施。
03成果
生理の話題がオープンになり、男性管理職を含めて職場で普通に相談し合える心理的安全性が生まれた。男女共通の体調不良(立ち仕事への配慮など)へ意識が広がり、女性主体でトイレに備品を配備・管理する独自の健康窓口「リリーさん」制度が根付いた。職場全体に「お互い様」という言葉が浸透し、困った時に「助けて」と言える環境づくりが進んだ。メンター制度の導入により新入社員の離職率低減も目指している。
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