舶用機器メーカーがIEC 62443準拠のOTセキュリティ規程を整備、現場運用できる工場セキュリティ基盤を確立
舶用電子機器メーカーの古野電気が、スマートファクトリー化に伴うサイバーセキュリティ対策の必要性から、工場システム向けのセキュリティ規程・手順書の整備に取り組んだ。コベルコシステムの支援により、国際標準規格IEC 62443に準拠しつつ、現場担当者が納得して運用できる規程を作成し、2026年6月から正式運用を開始。工場セキュリティの基盤が確立された。
- 導入企業
- 古野電気株式会社
- 業種
- 製造業
- 規模
- 従業員3,411名(連結)/ 売上1,406億円
- 部門
- 舶用機器事業部 三木工場
- 解決した製品
- OTセキュリティ対策支援サービス(kobelcosys.co.jp)
- プロジェクト期間
- 2025年6月~2026年6月(約12ヶ月)
- プロジェクトチーム規模
- 7名(工場担当者+情報セキュリティ・製品セキュリティ担当者)
- 定例会実施
- 週1回2時間×半年間
- 顧客従業員数
- 3,411名(連結)
01課題
スマートファクトリー化に伴い工場内で外部ネットワーク接続システムが増加し、設備をサイバー攻撃から守る対策が急務。一方、情報セキュリティだけでは対応できない工場特有のセキュリティ課題に対応するための知見や経験が不足していた。
02やったこと
国際基準IEC 62443に準拠したセキュリティ規程・手順書の整備に着手。生産技術部が主体となり、コベルコシステムの支援を受けながら、現場視察を通じた実態把握、週1回2時間の定例会を半年にわたり実施。IEC 62443の要求事項を工場内の具体的な業務シーンに紐付けた『利用シーン対応表』を作成し、現場が納得できる形で規程を作成した。
03成果
工場セキュリティの『拠り所』『柱』となる基盤が確立され、設備・システム利用者が迷ったときに立ち返れる共通の拠り所を実現。何を守るべきか、なぜ必要かを説明できるようになった。チーム内にノウハウが蓄積され、今後の運用を通じて自社で継続的に改善・定着化できる自信が獲得された。規程に対し説明会で大きな異論もなくスムーズに受け入れられた。
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