旧耐震工場の制震補強で工期・コスト半減、Is値至上主義から脱却した地震対策
豊田自動織機は高浜工場の旧耐震建屋で、当初のIs値0.6以上を目指す耐震補強(工期15年、コスト高)ではなく、構造計画研究所のシミュレーション結果に基づいて制震補強に変更。建屋外部に粘性ダンパーを設置する方法により、操業を継続しながら工期・コストを半減させ、かつ地震対策の実効性を高めることに成功した。
- 導入企業
- 株式会社豊田自動織機
- 業種
- 製造業
- 規模
- 大企業(国内10拠点、フォークリフト・カーエアコン用コンプレッサー世界トップメー
- 部門
- 生産技術部
- 解決した製品
- 制震補強設計・シミュレーション(bcp-kke.jp)
- 対象建屋
- 数棟(最優先は建屋A:最大面積、従業員密度最高)
- 国内拠点数
- 10拠点
01課題
旧耐震工場建屋の地震対策が急務であったが、ゼネコン提案の耐震補強は工期が15年、コストが高く現実的でなかった。また、Is値0.6以上という基準至上主義では実際の地震安全性が保証されるのか不明確であった。
02やったこと
構造計画研究所に依頼してシミュレーション解析を実施し、当該建屋の地盤条件や地震波に対する応答特性を詳細に調査。その結果に基づいて耐震補強から制震補強へ方針を変更し、建屋外部に粘性ダンパーを設置する設計に転換。名古屋工業大学の専門家にも相談して地震対策としての妥当性を確認した。
03成果
操業を止めずにスピーディな地震対策が実現可能になった。Is値中心の補強ではなく、当該工場の立地環境・地盤条件に最適化した真の地震対策を実現。後続の建屋でも同じ考え方を適用し、知見を蓄積。
本ページは掲載元の公開事例の要約です。詳細・一次情報は出典元をご確認ください。 掲載内容の修正・削除のご依頼はこちらの窓口へ。
この事例に興味があるなら
似た悩み・別の解き方の事例を、おすすめの理由つきで。
紙依存の部品調達をサプライヤポータルへ集約、郵送コスト削減とリードタイム短縮を実現
同じ「業務の属人化」を、業務SaaS・intra-martという別の入口から解いた1本。
大規模工場建設で仕様変更に対応、納期を守りながら完成—プラスPMのCM導入で実現
仕様変更(2階建から平屋への再設計)を実現しながら予定通り完成同じコンサル・支援の中でコンストラクション・マネジメントを選んだ会社の、選定の比較材料になる1本。
動的解析導入で工場耐震化を加速、工期を4年から14ヶ月に短縮
4年→約14ヶ月(見込み含む5年程度まで圧縮可能)同じコンサル・支援の中で動的解析による耐震補強設計コンサルティングを選んだ会社の、選定の比較材料になる1本。
スチールタイヤの試作回数を大幅削減 - CAE解析とシミュレーション技術の活用
90%以上同じコンサル・支援の中でプレス成形シミュレーションソフトウェア AS…を選んだ会社の、選定の比較材料になる1本。
NSC契約とQS支払管理で、マレーシア工場建設のコストダウンを実現
期待以上のコストダウンを同じコンサル・支援の中でPlus PMを選んだ会社の、選定の比較材料になる1本。