慢性腎臓病患者向けカリウム管理アプリ「ハカリウム」の共同開発で、患者の食事管理負担を軽減
アストラゼネカは、慢性腎臓病(CKD)患者に対する厳格な食事制限の負担が課題であった。エクサウィザーズとの共同開発により、食事を撮影するだけでカリウム値を可視化・記録できるAIアプリ「ハカリウム」を約1年で開発・リリース。患者や医師から高評価を得て、想定以上のペースでユーザーが増加した。

- 導入企業
- アストラゼネカ株式会社
- 業種
- 医療・介護
- 規模
- 大企業(世界100ヵ国以上に拠点)
- 部門
- 循環器・腎・代謝事業本部 腎領域
- 解決した製品
- ハカリウム(AIフードスキャナー)(exawizards.com)
- 開発期間
- 約1年
- 対象患者数
- 30万人(日本における高カリウム血症患者数)
01課題
慢性腎臓病(CKD)患者は、カリウム、タンパク、リン、カロリーなど複数の栄養素を厳密に管理する必要があるが、この食事管理が患者にとって大きな負担となっていた。高齢者のデバイス操作への不安とサービス対象者の設定が課題であった。
02やったこと
エクサウィザーズのヘルスケア領域での専門知識とAI開発の知見を活用し、MVP(Minimum Viable Product)手法を採用。カリウム値に特化し、高齢者でも使いやすいシンプルな設計にすることを方針とした。ステークホルダー間での価値観の共有と早期の論点整理を重視し、具体的なデザイン提案による認識合わせを繰り返した。
03成果
患者や医師から「文字の大きさや使用感」「画期的」といった高評価を獲得。学会で紹介されるなど医師の間でも注目を集めている。医師や栄養士との連携もスムーズになり、医療情報担当者からも患者さんの生活の質向上への貢献実感が得られ、モチベーション向上につながった。
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