
メディアとセールスが融合する?──“売らない営業”が強くなる時代へ
メディアとセールスが融合する?
最近、「メディアとセールスが融合する」なんて言葉を耳にすることが増えました。
コンテンツマーケティングが普及し、ブログや動画、ホワイトペーパーだけでリードが獲得できるようになった。
そう聞くと、
「もう営業っていらないのでは?」
そんな声も聞こえてきそうです。
でも本当にそうでしょうか?
セールスが不要になる?
結論から言えば、営業(セールス)はなくなりません。むしろ“人でなければできない役割”が、より重要になっているのです。
たしかに、今や多くの情報はオンラインで手に入ります。
製品の仕様、事例、料金、活用方法。ほとんどの顧客は商談前に調べ終えている。
では、営業がやることはもうない?──答えはNOです。
メディアが担う“営業の一部”
近年のコンテンツ化・デジタル化によって、以下のような営業活動はすでにメディアが肩代わりするようになりました。
従来の営業活動 | 今の代替手段 |
---|---|
製品スペックの説明 | Webページ、3D動画、PDF |
よくある質問の対応 | FAQコンテンツ、動画ナレーション |
展示会での製品紹介 | バーチャル展示会、オンデマンド動画 |
つまり、「説明する」「紹介する」だけの営業はコンテンツに置き換えられる時代です。
これは確かに“営業とメディアの融合”です。
では営業は何をするのか?
それは、相手の状況に応じて最適解を導くことです。
✅ 顧客の本当の課題を引き出す
✅ 社内の調整を助ける
✅ 解決策を“その会社向け”にカスタマイズして提案する
✅ 関係性を築いて、長期的な信頼をつくる
これらは人にしかできない営業活動であり、むしろコンテンツで足元を固めた上で、より本質的なセールスに集中できるようになったとも言えます。
バーチャル展示会のような“メディア”が営業を後押しする時代
たとえば、私たちが提供するバーチャル展示会は、
展示会の説明・接客・資料提供といった“標準的な営業行為”をWebコンテンツとして資産化するサービスです。
営業はこれらを使って、
顧客に事前に製品を理解してもらい、
商談では“課題に寄り添った提案”だけに集中できる。
そんな流れをつくることで、セールスの質と生産性を同時に高められます。
まとめ
メディアとセールスが融合する時代とは、
「説明はメディアがする、提案は人がする」
そんな役割分担がはっきりする時代です。
営業が“売る”のではなく、“選ばれる”ための信頼をつくる──
そんな時代にこそ、コンテンツと営業の融合が武器になります。