
商品の二つのタイプ
二つのタイプ
マーケティングの施策を考える際に、そもそも自社が扱っている商品がどのようなタイプなのかを知るのは大変重要です。
これを抑えずに施策を考えようとすると、方向性を決めるのが難しくなります。
もし、方向性が決まったとしても、間違った施策を立ててしまうかもしれません。
商品にはさまざまなタイプがありますが、その中でも「ソリューション型商品」と「コモディティ型商品」は、ビジネス戦略やマーケティングのアプローチにおいて大きな違いを持つ二つのカテゴリです。
これらの違いを理解することは、製品開発、販売戦略、そして市場での成功において重要な役割を果たします。
ソリューション型商品とは
ソリューション型商品は、顧客が直面する特定の問題やニーズに対して、包括的な解決策を提供する商品です。
これらの商品は、単なる物理的な製品にとどまらず、サービスやサポートを含む「ソリューション」として提供されることが多いです。
顧客は、問題を解決するための知識やリソースが不足している場合に、このタイプの商品を選択します。
特徴
カスタマイズ可能: 顧客の具体的なニーズに応じて、商品やサービスを調整できる柔軟性がある。
高付加価値: 技術的なサポートやアフターサービスが含まれ、製品自体の価格以上の価値を提供する。
長期的関係: 顧客との継続的な関係が重視され、繰り返し取引や追加購入が期待される。
コモディティ型商品とは
コモディティ型商品は、特定の機能や性能において他の商品と大差がなく、価格や流通が主な競争要因となる商品です。
これらの商品は、多くの場合、標準化されており、競争が激しい市場で低価格が求められることが多いです。
特徴
低コスト: 競争力のある価格設定が必要であり、製品のコスト削減が重要な戦略要素となる。
大量生産: 大規模に生産され、広範囲に流通される。
差別化が難しい: 製品間の違いが少なく、価格が主な購買決定要因となる。
ソリューション型とコモディティ型の比較
価値の提案:ソリューション型商品は、顧客の課題を解決するための総合的な価値を提供します。
これに対して、コモディティ型商品は、低価格で基本的なニーズを満たすことに焦点を当てます。
顧客関係:ソリューション型商品では、顧客との深い関係を築くことが重要です。
サービスやサポートを通じて信頼関係を構築し、長期的な取引を目指します。
コモディティ型商品では、顧客との関係は短期的であり、購買の決定は主に価格によって左右されます。
収益性:ソリューション型商品は、付加価値の高いサービスを提供することで、高い収益性を維持できます。
コモディティ型商品は、大量販売を通じて薄利多売を実現するビジネスモデルが一般的です。
まとめ
ソリューション型商品とコモディティ型商品は、異なる市場戦略と価値提案を必要とする二つの異なるアプローチです。
ソリューション型商品は、顧客の問題を解決し、高い付加価値を提供することに重点を置きます。
一方、コモディティ型商品は、標準化された製品を低価格で提供し、量で利益を上げることに焦点を当てています。
ビジネスがどのタイプの商品を提供するかによって、マーケティングや顧客対応の方針が大きく異なるため、自社の市場ポジションに応じた適切な戦略を採用することが重要です。
ソリューション型のほうが利益率としては高いため、ソリューション型商品を販売したいのですが、ソリューション型商品は難易度が高いです。
特にBtoBですと、相手も専門家ですので、かなりの専門知識が必要とされます。
かといって、コモディティ商品は利幅が薄く、労力の割には儲かりません。
タイプといっていますが、どちらの比重が大きいかといったほうが正確かもしれません。完全にソリューション型商品もありませんし、完全にコモディティ型商品というのも存在しません。