
CG VS インタラクティブ動画
バーチャル展示会の手法
バーチャル展示会というサービスを思いついて、どうやって実現しようかと考えたときに、二つのアプローチから考えてました。
それは、展示品をCGで再現したものと、動画に3Dモデルを重ねてインタラクティブな動画をとして使用する手法です。
これらはVexpoが提供するそれぞれのViewの中で、割合こそ違いますが、混じりあって表現されています。
展示品をCGで再現したものは、「360View」ですし、動画と3Dモデルを重ねるのは「SyncView」です。
「SyncView」のほうは、動画のところどころにユーザーへ選択肢などを提供する「インタラクティブ動画」っていうジャンルと似ています。
どちらも、今までにないサービスであり、Vexpo内で実現可能なのですが、これら二つの手法には、それぞれメリットとデメリットがあります。
以下にそれぞれの利点と課題を整理します。
デモ機をCGで再現する手法
メリット
カスタマイズ性:完全に自由にデザインや機能をカスタマイズできるため、製品の特徴を詳細に表現できます。
リアルタイムのインタラクション:ユーザーがモデルを回転、ズーム、分解などの操作をリアルタイムで行えるため、詳細な理解が促進されます。
環境依存なし:現実の物理的な制約や撮影条件に影響されないため、理想的な状態で製品を展示できます。
更新の柔軟性:製品の改良や新機能の追加があった場合、簡単にモデルを更新できます。
デメリット
コストと時間:高品質な3Dモデルの作成には時間とコストがかかるため、リソースが限られている場合は負担になります。
技術的なハードル:モデリングやレンダリングには専門知識が必要であり、適切なスキルを持った人材が必要です。
リアルさの限界:どれだけ精密に再現しても、現実の製品と完全に同じ感覚を提供することは難しい場合があります。
やはりCGに関しては制作のハードルがどうしても高くなってしまいます。
ただし、CADのような元データがあり、Photorealな表現を求めなければ、それほどハードルは高くないです。
コストもその二つを抑えれば現実的な金額になると思います。
動画に3Dモデルを重ねたインタラクティブな動画
メリット
現実感の向上:実際の映像と3Dモデルの融合により、リアルな製品の使用環境を視覚的に表現できます。
インタラクティブ性:動画内で3Dモデルを操作することで、ユーザーのエンゲージメントを高めることができます。
効果的な説明:映像とモデルを組み合わせることで、製品の使い方や機能を直感的に説明できます。
デメリット
制作の複雑さ:映像と3Dモデルを融合させる作業は技術的に複雑であり、高度なスキルとソフトウェアが必要です。
コスト:撮影、編集、モデルの合成にかかるコストが高くなる可能性があります。
柔軟性の制約:映像に合わせて3Dモデルを調整するため、映像の変更が難しく、更新や修正が手間となることがあります。
技術的な限界:動画の品質や3Dモデルの同期が難しい場合があり、現実とバーチャルの整合性が取れないことがあります。
インタラクティブ動画の利点はなんといってもリアルな表現が可能なことです(撮影しているのでリアルなのは当たり前ですが) 。
ただし、その分、CGのような自由さは失われます。
コスト面に関しては、インタラクティブ動画のほうが安くなるとは思いますが、自由度がない分、内部構造などは、資料で説明しなければならなくなり、 そこらへんの兼ね合いでコストがかさむ場合もあります。
選択のポイント
フルCGで再現するバーチャル展示会と動画などを活用して再現するバーチャル展示会の比較はいかがでしたでしょうか?
当然、どちらも一長一短なので、どちらのほうが優れているというわけではないです。
ただ、おすすめは、動画を活用して再現するバーチャル展示会ではないでしょうか。
やはり、費用が違いすぎますし、どこまでリアリティを追求するのかで社内的に合意を取り付けるのは難しいと思うからです。
これらを踏まえて、どちらのパターンを選ぶかのポイントを以下に列挙しておきます。
プロジェクトの目的: 製品の詳細な説明が必要か、あるいは使用環境での視覚的な理解が重要かによって選択が異なります。
リソースと予算: 利用可能なリソースや予算に応じて、どちらの方法が現実的かを考慮する必要があります。
ユーザーエクスペリエンス: ユーザーがどのような体験を求めているかを理解し、それに最適な方法を選びます。
これらの要素を考慮し、どちらの手法が自社の展示会で最大の効果を発揮するかを検討すると良いでしょう。